研究課題
基盤研究(C)
古典的な惑星形成モデルでは,木星型惑星の形成時間が長くなりすぎるという問題があります.形成時間を短くするには,局所的に惑星の材料を集中させる必要があります.H2Oといった氷が主成分の固体粒子は氷の昇華温度に応じて原始惑星系円盤の決まった場所で昇華・再凝縮します.再凝縮が起こると微粒子が大量に生成され,ガスの電離度を変化させることで局所的に惑星の材料を集中させることにつながります.このプロセスで木星型惑星の形成時間がどの程度になるのかを明らかにします.