研究課題
基盤研究(C)
本研究は、あらせ衛星の高分解能粒子・磁場観測により、磁気圏の磁力線形状(曲率)がオーロラ粒子の速度分布と降りこみに与える影響をその場で直接解明する。従来困難であった磁気圏内部での観測に基づき、①降りこみ境界と分布等方境界の差異、②準静電電場加速・電流系との関係、③磁場引き延ばしによる電子降りこみの定量的評価を行う。磁場曲率効果という新しい視点から、エネルギー階層間結合やオーロラ発生機構の理解に貢献する。