研究課題
基盤研究(C)
磁気異常に関する情報と海底地形からジュラ紀中期から白亜紀前期までの太平洋プレートに関する古地磁気極の位置を決定し、太平洋プレートの絶対運動モデルを構築する。全磁力データだけでなく、これまでの研究ではあまり使用されたことがない船上三成分磁力計データと詳細な海底地形データもあわせて解析することによって、これまでの研究より古地磁気極の位置を高精度で決定する。海底地形の情報はマルチビーム音響測深機データから得る。本研究結果は、太平洋プレートに関する多くの未解決課題だけでなく、地球科学における重要課題であるホットスポットの不動性や環太平洋の大陸縁辺における大陸成長プロセスに関する研究などにも資する。