研究課題
基盤研究(C)
「4Dプリンティング」は,3Dプリンティング後に温度や水分などの外部刺激を与え,時間とともに造形物を変形させる技術である.バイオコンポジットは,親水性の天然繊維を含むため,水分に応じて変形する「ハイグロモーフ」特性を示す.しかし,天然繊維強化バイオコンポジットの4Dプリンティングにおいて,繊維と樹脂の界面接着性が水応答特性に与える影響は十分に評価されていない.本研究では,界面相溶化技術を用いて界面接着性を制御した水応答性スマートバイオコンポジットを開発し,材料パラメータが変形に与える影響を明らかにすることで,4Dプリンティングの自在な変形制御を目指す.