研究課題
基盤研究(C)
2物体の相対運動の際に生じる摩擦はエネルギを消費する現象で,その現象の適切な把握と制御は工学上の重要問題である.摩擦制御の最重要要素として,摩擦面の表面粗さの制御があるが,その面の適正創成を機械的加工によるには技術的に限界となっている.本研究では,規則的なナノ・マイクロテクスチャを付与した固体表面に創成し摩擦面に適用することで,摩擦等の現象の定量的解析を容易とし,摩擦などの精密制御が再現性よく実現をめざす.摩擦などの適正制御を実現するナノ・マイクロテクスチャを主として実験によりみいだすことを目的とする.