研究課題
基盤研究(C)
金型を用いた急速冷却による鋳造法により、軽量・高剛性・熱音振性能を備えた自動車部品の設計技術を構築する。初めに鋳込み後の急速冷却を実現する金型を開発し、次に急冷鋳造によって球状黒鉛や組織を微細化させることで信頼性を高め、複雑な三次元形状の部品を精密に設計製造することで自動車部品の性能向上を達成する。2mm厚リブなどの3次元構造により、軽量高剛性を達成し、固有振動数の設計を可能にすることで音振性能を向上させ、放熱フィンの役割も持たせることで熱性能を向上させる。自動車の燃費や静粛性向上に寄与し、環境に優れた車両設計と産業競争力の強化を目指す。