研究課題
基盤研究(C)
粉体材料は化学・製薬・エネルギー・製造業などで広く用いられている。近年では,反応性が高く微細な機能性粉体が多く生産されているが,これらの粉体は付着性が高く,粒子間凝集や壁面付着に伴う閉塞や不安定流動が発生する問題があり,粉体プロセスでの粉体の付着性を予測・評価する方法の発展が強く求められている。しかしながら,空気流で流動する粉体の付着・分離のメカニズムと予測法は確立されていない。そこで,本研究では付着性粉体の凝集粒子径を推定し,粉体流動時の分離力およびボンド数を求めて,粉体の付着性の評価を行う。また,付着性に対する粒子特性や粉体特性の影響を調査し,粉体の付着性を予測するモデルの開発を目指す。