研究課題
基盤研究(C)
蒸気生成や冷却制御技術の高度化等のため重要な沸騰熱伝達特性(=沸騰曲線)は、現在、既存の有名な整理式をベースとして工業・工学的に活用されているが、整理式の予測精度は極めて不十分である。そこで本研究では、プール沸騰を対象として、まず公知文献からデータを読み取り沸騰曲線データベースを構築し、また同一装置・方法により測定される標準データによりデータベースを拡張する。そのデータベースを基にして、機械学習による熱流束予測を検討し、既存の整理式に欠けていた主要なパラメータを見出し、新たな整理式を提案する。対象は、遷移沸騰を除く全領域とする。