研究課題
基盤研究(C)
本研究は、高い熱伝導性と透過性能を有するロータス型ポーラス銅をグルーブ伝熱面に装荷し、沸騰時に発現する呼吸現象(蒸気排出に伴う強い吸液現象)を利用する新しい沸騰促進技術である。この技術は、作動流体を変えることで未来の電気自動車、燃料電池車、高度情報化社会を支えるデータセンタへの応用が期待でき、劇的なランニングコストとCO2排出の削減に貢献するものである。本研究ではロータス・グルーブ内部の流れ(二相流)の様相を実験ならびに数値解析から評価し、更に流れを貫流一方向型に制御することで水の飽和プール沸騰では夢の限界熱流束である10MW/m2を達成するものである。