研究課題
基盤研究(C)
鉄道事業者は,軌道検測車や手検測などによって計測した,ミリ単位の軌道不整量をもとに,軌道管理を行ってきた.これに対して,車体動揺を用いた軌道管理を行う場合には,振動加速度をベースとした軌道管理方法が新たに必要となり,これまで積極的な活用が行われてこなかった.本研究では,車体動揺を用いた軌道管理を普及させるために,日本大学生産工学部鉄道工学リサーチ・センターに設置したデータセンターを活用して,1)車体動揺を用いた軌道不整量の推定方法の開発,2)車体動揺データから適切な保守時期を推定する方法の開発 を実施する.