研究課題
基盤研究(C)
再エネ大量導入やレジリエンス強化の観点から,電力・エネルギー工学分野では,系統安定化インバータおよび,エネルギー管理システムに注目が集まっている。一方,複雑な電力システム改革の下,次々世代電力システムの在り方や,再エネ不確実性に対してロバストな電力システム設計論に関する検討は重要な課題である。本研究では,再エネ・インバータ型電源を主軸とするマイクログリッドの構築に焦点をあて,「レジリエンス強化と経済性の両立」を目的とした,1)需給制御マネージャの機能高度化,2) 供給信頼性を担保するリアルタイム監視制御法,3) 経済合理性を達成する電力取引・需給調整法から,地域電力システムの設計論を導く。