研究課題
基盤研究(C)
ペロブスカイト型を含む有機太陽電池は屋外光から屋内光にわたる広い強度範囲の光エネルギーを効率的に電力に変換できる特徴を持つ。エッジAIなどの搭載によりIoTデバイスのエネルギー需要が増すなか,屋内照明光下で太陽電池の出力を有効利用する技術開発は喫緊の課題である。近年,屋内照明の光源がガス(蛍光灯)から固体(LED)に急速に移行している。主に屋外光を対象としてきた従来の太陽電池の等価回路モデルでは,このような固体照明時代の照射光の多様化に対応できない。本研究では,屋内外のあらゆる照射光下で,有機太陽電池が生む電力を「使い切る」ための評価・モデル化技術を開発することでこの問題の解決に取り組む。