研究課題
基盤研究(C)
最近,再エネ余剰電力を用いて水素を製造し,水素エネルギーシステムの中で時間帯や地域をシフトして利用する対策が注目されている.本研究では,水素エネルギーシステムの構成や運用,電力システムのそれと相互に密接に関係するとの考えから,まず両システムを統合して一体的に最適設計する手法を開発し,電力システムに新たに水素エネルギーシステムを融合する価値を評価する.その上で,再エネ余剰電力をベースとした水素サプライチェーンが最適解となるための条件等を明らかにし,両システムがコスト等の観点で共にwin-winとなるような協調方策を提言する.