研究課題
基盤研究(C)
水中観測装置の大容量データを船舶が効率的に収集するための高速水中無線通信システムの基盤を確立することが本研究の目的である.通信メディアとしては,水中での伝搬損失が小さく高速変調も容易である光無線通信技術の適用を考える.さらに受信側となる船舶の揺動に対して送受光素子を空間的に距離を置いたアレイ構成によって,受光面積を増加させることで揺動による影響を緩和する.また懸濁の影響が異なる複数の波長の光を用いることで全信号消失のリスクを低減する.提案システムは理論と実験の双方で評価を行う.