研究課題
基盤研究(C)
略球形の細胞を複数枚の断面像として顕微撮影し,その画像をもとに計算機内で立体再構成する課題について,深さ方向の撮像枚数が少ないとき,断面画像の積み重ねでは対象の境界・エッジが不連続形状となり,その立体形状や体積等を正確に計測できない.また半透明な対象を明視野像として撮影するとき,合焦点位置に隣接する像もぼけて同時に写り込み,その隣接像が合焦した像の障害となる.本研究では,生細胞の対象構造を計測する際の撮影制約から生じる上記問題を解決して高精度に立体計測する方法を提案する.