研究課題
基盤研究(C)
平常時の様々な歩行参加者からなる群集のモデル化を行ない,歩行者の心理的特性から生じる行動と群集の巨視的挙動を結びつける数理モデルを確立する.つぎに本モデルにより,1)歩行者ラウンドアバウトなど高機能化する歩行空間における群集挙動の解析が可能になることを示し,2)近未来に普及する自律移動ロボット(サービスロボット)に対して,歩行者群の制御可能性を高める方策を検証する.そして,モデル構築とデータ取得双方の取り組みを通して,システム制御由来の数理モデルの強みを境界領域に展開し,分散型の人間・機械共存環境の解析と方策決定に資する基盤モデルを確立する.