研究課題
基盤研究(C)
ホウ素をドープした単結晶ダイヤモンドは、次世代のパワーエレクトロニクスデバイスの候補材料として期待されており、特に低電力損失の高電圧ダイオードがその一つとなる。しかし、ホウ素の取込み制御、特に低ホウ素ドープにおいては課題が残されている。本研究では、ダイヤモンドの構成原子である炭素(C)の同位体12Cと13Cを用いたエピタキシャルサンドイッチ超格子を世界で初めて実現している。本課題では、この構造にホウ素ドープして半導体性を持たせた同位体ダイヤモンド超格子からのホール効果正孔移動度に関する同位体効果とダイヤモンドのドーピングの課題に取り取り組み、同位体原子の利用可能性を探求する。