研究課題
基盤研究(C)
地震災害において力を入れるべき課題は地震発生直後の被害状況を迅速に把握し,道路啓開のための復旧方法の立案である。まず,地震発生直後に緊急車両等の通行可能箇所をいち早く判断するため,LiDAR(Light Detection And Ranging)による路面の点群データから,路面の変状,特に路面の段差を迅速に推定する手法を開発する。さらに,LiDARにより,3次元で路面変状などを計測することができれば,河川を横断する橋梁モデルの地震応答解析結果と被害状況を比較することで,橋台基礎などの近接目視が不可能な不可視部分の構造部材の被害を推測し,道路啓開のための復旧方法の立案に役立てる。