研究課題
基盤研究(C)
社会経済活動に必要な天然ガスを妥当な価格で安定的に確保・供給することは我が国の重要な課題の一つである。現在、我が国の天然ガス貯蔵は地上タンク方式と地中タンク方式が用いられている。今後、石油、石油ガスと同様に地下岩盤タンク方式を実用化するためには、液化天然ガスの沸点が-162℃と極めて低く、貯蔵槽周辺の岩盤が冷却され間隙水が凍結することが想定されることから、間隙水が凍結した岩盤の三軸応力下での力学物性値(強度定数・変形係数)を検討する必要がある。本研究課題の目的は、本研究課題では低温三軸室を開発し、間隙に内在する水や氷が岩盤の変形特性に及ぼす影響を明らかにすることである。