研究課題
基盤研究(C)
エネルギー資源の開発・利用は社会の発展に必須である。一方,石油や天然ガス等の利用には二酸化炭素(CO2)の排出が伴われる。したがって,CO2を分離・回収し地中貯留することは,地球温暖化の抑制のために重要である。本研究では,水中の電解質とCO2が結合し鉱物が析出することを利用して,CO2排出削減による地球温暖化抑制を目指し,鉱物析出による破壊修復から岩盤の力学物性向上に繋げる技術を創出することを目的とする。特に,破壊修復を生じさせた岩石の力学物性を室内試験により測定し力学物性向上の機構を明確にする。その後,岩盤のような大きなスケールでの破壊修復と力学物性向上を実現する技術を構築することを目指す。