研究課題
基盤研究(C)
幅広い土質の石灰固化処理土に対して,一連の室内実験(一軸・三軸圧縮試験,X線回折・示差熱分析など)を実施し,目標強度に達するまでの時間(強度発現速度)を把握した上で,長期にわたる硬化メカニズムを解明する.そのために本研究では,石灰固化処理土に対して,次の4つの目標を達成する.(a)強度発現-時間関係を把握する.(b)固化処理土内部の経時的な化学反応の変化を明らかにする.(c)拘束圧と過圧密比が強度発現速度にどのような影響を及ぼすのかを明確にする.(d)(a)~(c)を総合的に評価し,固化材配合,土質材料の物性値,締固め時の含水比,養生時間などをパラメータとする強度発現予測システムを開発する.