研究課題
基盤研究(C)
高齢者の免許返納者の数は年々増加傾向にあり、2019年には約60万人が免許を返納している。しかし、これまでの研究では、免許返納者は、外出手段を失うため、健康に影響があるとの報告がある。免許返納者の生活の質(QOL)や健康を保つためには、代替交通手段の確保が重要となる。自転車活用の可能性が高まりつつある中、高齢者の免許返納後の代替交通手段としても着目される。しかし、免許返納後の自転車活用実態や健康状況に与える影響などについてはわかっていない。本研究では、免許返納後の自転車活用による社会参加や身体的健康に与える影響を分析し、免許返納後の代替交通手段としての自転車活用のあり方ついて考察する。