研究課題
基盤研究(C)
大型台風や局所的な突風などの激甚化する暴風被害は世界各国に及ぶ。本研究の対象とする工場や体育館 などの大空間構造物は食品から電子部品の製造,保管などの物流の供給を担っており,工場などが災害後も継続稼働が求められる。そのため,居住性を確保しつつ非構造部材の損傷を防止し,特に災害時の社会インフラとして活用される工場や体育館 などの避難所の安全性を確保する必要がある。本研究により,実際の屋根折板-梁接合部の損傷を可視化すると同時に接合部の損傷を基に簡易補強接合部を開発および屋根折板-梁接合部の損傷評価法を提案することで,事前に災害による損傷特定と損傷を防止できる設計・施工技術の開発を目指す。