研究課題
基盤研究(C)
木質面材料の断熱性能を議論する上で、冷橋・熱橋を通じた熱損失に関係する面内方向の熱的挙動についても、知見の重要性が増している。面内方向には木材の繊維方向が配置しているが、この方向は水分が透過しやすい道管や仮道管に沿っているため、水分の移動に伴った伝熱の影響も考慮する必要がある。そこで本研究では、異なる条件で繊維方向に水分移動が生じている状況を設定し、測定される熱伝導率の関係の検討を通じて木材中の熱伝導に与える影響を明らかにすることを目指す。