伝統行事を伝える個人所有重文民家のブランディングと公開・発信手法の研究

• 研究課題/領域番号: 25K08045
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分23030:建築計画および都市計画関連
• 研究機関: 大阪教育大学
• 研究代表者: 碓田 智子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70273000)
• 研究分担者: 小池 志保子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (10433294) ; 中尾 七重 山形大学, 理学部, 研究員 (90409368) ; 小栗 宏次 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (00224676)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 重文民家 / 伝統行事 / ブランディング / 公開

研究開始時の研究の概要

わが国の国指定重要文化財民家（重文民家）の約60％は個人所有・管理の住宅である。重文民家の文化財建造物としての価値は認識されているが、個人所有だからこそ伝える伝統行事や儀式の文化的価値については情報発信が少なく認知度が低いことが、文化財保全の上での課題と考えられる。本研究は、文化財保全支援者の掘り起こしにつなげるために、伝統行事を伝える個人所有重文民家の文化的価値をブランド力として、社会に発信する手法の検討を目的とする。具体的には、①個人所有重文民家が伝える伝統行事の把握とアーカイブ化、②ブランド力を活用した公開実践と課題の検討、③ブランド力の情報発信と課題の検討を行う。