日常の行動変容及び歴史的環境形成の視点から見た災害伝承施設の価値に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25K08091
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分23030:建築計画および都市計画関連
• 研究機関: 中部大学
• 研究代表者: 服部 敦 中部大学, 工学部, 教授 (10460536)
• 研究分担者: 中島 義実 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (20335954)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2029年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2028年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 災害伝承施設 / 行動変容 / 歴史的環境 / グリーフケア / ダークツーリズム

研究開始時の研究の概要

本研究は、数次の激甚な災害を経て蓄積が進む災害伝承施設に着目して、防災行動にとどまらない日常の行動変容を喚起する施設の価値を明らかにするとともに、雲仙・普賢岳噴火以降の地震・津波・噴火の災害を中心に、施設の保存・整備の状況の詳細な把握、時間経過の異なる地域間の比較分析を通じて、価値に照らした施設の適切な保存・整備及び歴史的環境の再構築過程に応じた施設の価値の成熟を図るため、必要な価値基準の検討、設計・計画手法及び財政支援を含めた制度的枠組みの方向性を提示することにより、災害伝承施設が広く訪問者を集めて持続的・安定的に運営され、地域の歴史的環境の形成に寄与できるようにする。