研究課題
基盤研究(C)
GSD図書館所蔵丹下資料を分析することで六つの成果が期待される。①設計初期段階の検討図面が含まれるプロジェクトについて設計プロセス及び国内外からの影響を解明できる、②海外プロジェクト群の分析を通じて戦後日本の建築家が行った国際貢献の一端が明らかにできる、③作品集未掲載の丹下作品の研究を通じて既往研究で指摘されてこなかった新事実を発掘できる、④終戦直後の復興都市計画における建築家が果たした役割と限界について明らかにできる、⑤展覧会の会場構成分析を通じて丹下とアーティストとの協働の在り方が明らかにできる、⑥実現しなかったコンペ案の多くは未解明な点が多く①から③で得られた各分析結果と結びつけられる。