研究課題
基盤研究(C)
需要増加の傾向はあるものの,超小型宇宙機のミッション成功率は未だ低くなっています.その改善のため,本研究では不具合発生時の対処を実施する故障検知・診断・復帰(FDIR)機能の効率的な実装方法の検討を行います.質量・体積制約から複数の代替機器を搭載し切替る機器冗長システムを構築することが難しく,1つの機器が複数の機能を担う機能冗長を用いることが多くなり,システムが煩雑化しやすいという特性があります.そこで,安全性を確保するための最低限の電源状態健全性を担保するハードウエア対策と自律的に適切な機能を選択可能なソフトウエアを組合せミッション持続性を担保するシステムとして提案することを検討します.