研究課題
基盤研究(C)
将来の火星探査に向けて、火星大気突入時の加熱環境を正確に予測する技術が必要である。特に、突入カプセルの背面への加熱の予測には、その試験データが不足しているという課題がある。そこで、本研究では、地上でカプセル模型を秒速4kmに及ぶ速度で自由飛行させ火星突入環境を模擬し、模型周りの計測を実施することで、試験データの取得を目指す。火星大気は二酸化炭素を主成分とするため、その赤外波長域で強い吸収を利用して、密度の分布や温度情報を取得することを目的とする。