研究課題
基盤研究(C)
高分子材料は高い燃焼性を持つため、電子機器などに使用される高分子材料は難燃剤を加え、安全性を確保してきた。しかし、近年の環境規制により、主要難燃剤であるハロゲン・りん系化合物の使用が難しくなり、近年欧州ではサーキュラーエコノミーの概念から難燃材料も再資源利用が求められ、これら課題の解決が早急に求められている。そこで申請者は、光学画像解析プログラムを用いて、経時的に複雑に変化する燃焼状態を画像解析するという新しいアプローチで、燃焼試験中の高分子材料の燃焼状態および劣化を短時間で詳細に数値評価し、データベースを構築し、優位性の高い数値情報を用いて、システマティックに難燃材料の設計開発を行う。