研究課題
基盤研究(C)
蓄光蛍光体は、安全標識や、就寝時消灯直後の電灯スイッチの位置を示す蓄光シール等に緑色のもののみが主に実用化されている。青色光を吸収してエネルギーを蓄積し、青色光をきった後も1時間程度は緑色発光が持続する現象である。しかし、緑色のみのため用途は限られ、緑色の蓄光の強度と時間も十分とはいえない。本研究は、テレビのリモコンで用いるような近赤外光を蓄光蛍光体にあてたときに赤色に発光する赤色蓄光蛍光体を新規に作製して研究する。近赤外光の条件を詳細に制御して実験することにより、蓄光蛍光体の高性能化への指針をえる。