研究課題
基盤研究(C)
抗体医薬品の品質管理に適した迅速かつ精密な高次構造分析技術の革新が、産業界・規制当局の双方から求められている。この要請に応えるため、申請者は抗体の変性構造を特異的に認識する人工タンパク質を用いた高次構造分析技術を開発し、本技術の応用展開とともに変性構造の特異的認識機構の解析を進めてきた。本計画では、X線結晶構造解析で明らかにした変性構造認識機構の知見を基盤として、抗体の変性を2次構造単位で特異的に識別する人工タンパク質の合理設計指針を確立する。