研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、空間分解の高い独自の表面増強ラマン分光法と機械学習を組み合わせる事で、水溶液中のmiRNA分布を識別する技術を構築すると同時に、この技術をEV 内包miRNA識別に応用することで、簡便に「がん検出」および「がん種識別」を可能にする新しいがん検査技術を確立することである。また、本技術の感度および精度に影響する「ナノ空間 におけるmiRNAのダイナミクス」についても明らかにする。本研究によって、miRNAをバイオマーカーにした既存のがん検査方法が抱えている「工数が多い前処理」「長時間計測」 「ハイコスト」といった課題の解決を目指す。