研究課題
基盤研究(C)
本研究は,線形光学干渉を用いた論理演算回路として「光デコーダ」の多ビット化を目指すものである.従来,光によるディジタル演算は非線形現象に依存しており,低消費電力化が課題であった.これに対して,本研究では線形干渉のみで論理機能を模擬することで,省電力な光ディジタル論理回路の実現を図る.既に2ビット動作の実証と当該光デバイスの小型化に成功しており,今後は4ビット以上の拡張と性能限界の解明に取り組む.本研究により,次世代計算機基盤の中核技術を創出することを目的としている.