研究課題
基盤研究(C)
近年,光と物質の結合状態であるポラリトンを利用して物質機能を制御する研究が注目されている。ポラリトン状態では物質のコヒーレンス特性が顕著に変化し,これが機能変調の起源であることが予想されているが,その詳細な変調メカニズムは未解明なままである。本研究では,時間分解計測を駆使してポラリトンの時間コヒーレンスと物質機能との相関を究明し,ポラリトンによる物質機能の変調メカニズムを解明することを目的とする。本研究により機能変調メカニズムを解明できれば,ポラリトンに基づく技術革新を飛躍的に促進できることから,物理化学や材料化学などの学術分野に大きな波及効果が期待される。