研究課題
基盤研究(C)
本研究では、柔軟なトリペプチドの環状錯体の複合化に向けて、分子やイオンと複合することによる巨大空間のオーダーメイド修飾法の確立と、修飾した柔軟な巨大空間の基礎的特性を明らかにすることを目的として行う。特に、生体分子などの選択的認識や高次構造制御など、柔軟な巨大空間だからこその基礎的な知見の獲得を目指す。また、将来的なさらなる複合化に向けて、巨大環状錯体の集合構造制御の指針も明らかにする。これらを通じて、柔軟な骨格を利用した巨大複合システムへ展開する上で、柔軟な骨格を用いた場合に特有の設計指針や形成の学理とは何かという「問い」を明らかにする。