研究課題
基盤研究(C)
本研究では、赤血球から水溶性内容物を除去した赤血球ゴーストの膜内部表面に張り巡らされた網目状蛋白質ネットワークへの触媒分子のボトムアップ集積化による触媒システムの構築を目指す。特異的な結合である「抗原抗体結合」や「アビジン-ビオチン結合」により蛋白質ネットワークへ金属錯体触媒や生体触媒などをボトムアップ的に集積化することで様々な触媒システムを構築し、細胞膜空間を化学反応を制御する反応容器として利用するための基礎的な分子設計指針を確立する。