研究課題
基盤研究(C)
表面電荷付与技術であるエレクトロスプレー(ES)試料前処理法を利用し,界面活性剤の吸脱着を利用した新規濃縮法(AFSAD)を開発することで,ナノプラスチック粒子(NPP)に代表される疎水性の高いナノ微粒子(NP)試料を選択的に濃縮できるマイクロチップ電気泳動(MCE)分析法に発展させる。さらに高粘性なゲル分離媒体を利用しながら極めて高効率な濃縮・サイズ分離を実現できるLDIS-FASI法と組み合わせることにより,ゲル電気泳動によるNP・NPPの高性能サイズ分離と従来のMCE分析に比して200,000倍以上高感度な検出を両立できる分析法の構築を目指す。