研究課題
基盤研究(C)
縮合系高分子である芳香族ポリアミドの合成において,カルボン酸を効果的に活性化させ,簡便に合成できる方法の開発が望まれている。本研究では,新たに見出した芳香族カルボン酸の水素結合による活性化機構の解明と,この新しい活性化機構を様々な芳香族ポリアミドの合成へと展開することを目的とする。カルボキシル基に隣接するプロトンアクセプターとの分子内水素結合を利用した活性化に加え,カルボキシル基と触媒との安定な分子間水素結合形成を利用した活性化によって,簡便かつ低温で芳香族ポリアミドを合成する方法を確立する。