研究課題
基盤研究(C)
二酸化炭素の膜分離の実現を目指し,透過性・選択性のトレードオフ問題を打開する分離膜を開発するため,二酸化炭素と親和性を高める極性基を導入してもサブナノサイズの空間が潰れない又は増えるポリマーを設計し合成する方法を確立する。具体的には次の計画・方法によって進める。①二酸化炭素と親和性のある極性基の導入とその透過性の解明②極性基導入でもサブナノサイズの空間が潰れない方法の確立③極性基導入によりサブナノサイズの空間が増える方法の確立。本成果は,サブナノサイズの分離に対する高分子膜の設計指針を提供するものであり,二酸化炭素に限らず水素,メタン分離など環境・エネルギー分野等への貢献が期待される。