研究課題
基盤研究(C)
結晶性高分子フィルムを適切な温度で熱延伸すると結晶ラメラ層と非晶層が巨視的に交互に配列した層状積層構造が形成され、破断強度が100MPaを超える高強度化材料が得られる。積層構造形成による高強度化には、結晶構造の強化だけではなく、結晶間を結びつけている非晶層中のタイ分子の寄与が必要と考えられる。本研究では、高分子層状積層材料の非晶構造を制御したことによる非晶構造の変化を調べることで高分子結晶の力学強度に対する非晶層の寄与因子を明らかにする。