研究課題
基盤研究(C)
規則的なナノ細孔空間を有する結晶性無機シリカ材料は、優れた化学的/熱的安定性および特異なナノ細孔空間構造を有し、金属触媒の優れた担体となる。本研究では、層状ケイ酸塩の層間架橋点として金属種を導入することで、これまでトレードオフであった熱凝集を抑制できる強い結合による固定化と、多様な金属種を導入できる高い自由度の両立を目指したナノ多孔性シリカ材料の創出を目的とする。層状ケイ酸塩骨格構造の設計、スタッキング構造の制御、層間架橋法を駆使し、安定かつ多様な単原子金属サイトを二次元空間内に構築し、様々な反応での触媒利用を目指す。