研究課題
基盤研究(C)
本研究では、非常に多くの種類の有機溶媒に対してゲル化能を示すデンプン由来の低分子ゲル化剤1,5-アンヒドロ-D-グルシトール(AG)エステルを基本骨格として、分子の側鎖に重合性をもつジアセチレン部位を導入したジアセチレン含有AGエステルモノマーを新たに合成する。このモノマー分子同士に働く「弱い水素結合」を駆動力として構造制御された自己集合性ゲルファイバーを形成させる。光照射によりこのゲルファイバー構造を維持したままトポケミカル重合を行うことによって、レオロジー制御可能なオルガノゲル製造方法を開発する。