「新種・新属の真菌」の「未利用生合成遺伝子」を活用した新規化合物の探索

• 研究課題/領域番号: 25K08841
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分37020:生物分子化学関連
• 研究機関: 北里大学
• 研究代表者: 渡邊 善洋 北里大学, 大村智記念研究所, 特任助教 (70823475)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 天然物化学 / 糸状菌 / Hygromycin B / 生産誘導 / 休眠BGC

研究開始時の研究の概要

天然化合物は創薬の宝庫であり、現在上市されている薬剤の半分は天然化合物から着想を得ている。しかし、新規の天然化合物の発見頻度は低下傾向にある。
そこで申請者は大村糸状菌ライブラリーの「新種・新属の真菌-1,292株」を用いて、「未利用な生合成遺伝子クラスターを活性化」するためにHygromycin B 添加培養を行い、生産誘導された新規化合物を「microEDを用いた構造解析」により効率的に構造決定することで「新規の天然化合物の発見頻度を向上させるシステム」を構築し、合計10種類の感染症の原因菌および原虫に対するin vitro試験を行うことで「有用な創薬シード化合物」を見出す。