制御性T細胞分化調節活性を有するプレニルフラボノイドの精密構造解析と構造活性相関

• 研究課題/領域番号: 25K08846
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分37020:生物分子化学関連
• 研究機関: 湘南医療大学
• 研究代表者: 片川 和明 湘南医療大学, 薬学部医療薬学科, 教授 (90433606)
• 研究分担者: 小谷 仁司 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10594640) ; 江川 大地 湘南医療大学, 薬学部医療薬学科, 助教 (10966336)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: プレニルフラボノイド

研究開始時の研究の概要

近年、生薬サンズコンに含有される数種のプレニルフラボノイドに、制御性T細胞(Treg) 分化促進および抑制活性がそれぞれ見出された。これら化合物は、1つのプレニル基部分が環構造を形成するか否かにより、相反する生物活性を示すユニークな分子である。しかし、これらの化合物は、離れた二つの不斉中心の相対立体配置が未だ未解明のままである。そこでこれら化合物の精密構造解析と天然物からの半合成による供給、および構造活性相関研究と活性発現機構の解明を目的とした研究を立案した。本研究は免疫関連疾患の新たな治療薬の開発につながることが期待され、またフラボノイド創薬の発展にも貢献できる可能性がある。