土着有用微生物を活用したサツマイモ基腐病の防除に関する実用的基盤研究

• 研究課題/領域番号: 25K08867
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分38010:植物栄養学および土壌学関連
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 池永 誠 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (70511822)
• 研究分担者: 中村 正幸 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (90404475)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: サツマイモ基腐病 / 土着有用細菌 / 微生物資材 / 量的変動解析 / 機能発現解析

研究開始時の研究の概要

サツマイモ基腐病の蔓延が深刻化し、抜本的な解決策がない現状を踏まえ、「基腐病菌に拮抗能を持つ土着細菌を微生物資材として活用」することで、土壌と植物体の両面から基腐病菌の増殖を制御し、防除に貢献する実用的基盤を構築する。代表者は、土壌改良資材の施用により基腐病菌の増殖を抑制する細菌の存在比が、土壌と植物体の両方で増加することを確認し、この知見を基に微生物資材として活用可能性を着想した。本研究では、基腐病菌汚染圃場で①土壌改良資材と有用土壌細菌の施用・接種効果、②苗への有用植物細菌の接種効果、③有用細菌と基腐病菌の数的変動や機能発現を比較検討し、④発病率や収量を評価して防除の実用的基盤を構築する。