研究課題
基盤研究(C)
PETを主とするプラスチック廃棄物は、重大な環境問題である。2種類の酵素PETaseとMHETaseは協同してPETを分解する。PETを効率的に酵素分解するには、69℃付近で反応を行う必要がある。しかしながら、これら2つの酵素は熱に弱く、35℃以上になると活性を失う。そこで、本研究では、69℃でも活性を有する耐熱化PET分解酵素を作製することを目的とする。申請者は既にPETaseの耐熱化に成功し、特許を取得している。そこで、本特許技術を利用し、MHETaseを耐熱化し、開発済みの耐熱化PETaseとリンカーで連結する。酵素を融合することで、相乗効果による効率的なPET分解が期待される。