研究課題
基盤研究(C)
熱帯性薬用植物スコパリアには、様々な薬理作用のあるジテルペン生合成経路が内包されている。我々の先行研究において、スコパリア植物には同一種でありながら、ジテルペン成分の蓄積だけが異なる「ケモタイプ」が存在することが明らかとなっている。そこで本研究では、この「ケモタイプ」に注目し、遺伝子やゲノム情報を総合的に解析することで、ジテルペンの構造多様性を決定している分子機構を解明する。得られた知見を活用して、最終的には、植物やバクテリアを改変したテルペン類の合理的・人為的生産プラットホームを構築することを目指す。