両親媒性スクアレンを利用した刺激応答性脂質ナノ粒子の開発

• 研究課題/領域番号: 25K08954
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分38040:生物有機化学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 有村 隆志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 招聘研究員 (50344221)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 脂質ナノ粒子 / スクアレン / 超分子 / 自己組織化 / ユニラメラベシクル

研究開始時の研究の概要

天然物「スクアレン」を原料として、非プロトン性極性基を有する両親媒性スクアレンを合成し、大きさの揃ったユニラメラベシクル構造の脂質ナノ粒子を創製する。既に、この脂質ナノ粒子が「外部刺激・イオンに応答してモルフォロジーを変化させる特徴」を独自に発見している。イオンに応答して、取り込んだ薬物の自在かつ速やかな放出（リリース）を再現させ、薬物キャリアとして検証する。腫瘍部位への親和性を高めるために、ポルフィリンを導入した両親媒性スクアレンを合成し、腫瘍部位に親和性を示す脂質ナノ粒子を創製する。