研究課題
基盤研究(C)
2013年に国際連合食糧農業機関(FAO)が昆虫食に関する報告書を公表して以降、世界的に昆虫の食糧、飼料としての利用に向けての研究が広く進められるようになった。しかし、昆虫食の研究の多くは有用性や機能性、利用の観点などから進められており、衛生面や安全性の観点から行われている研究は数少ない。本研究は、1) 病原菌の保有状況、2) 一部の汚染菌によるヒスタミン産生の可能性、3)甲殻類アレルゲンとの交差性の評価により、昆虫食の潜在的危害要因を解析し、健康被害の予測・予防的研究を行うことを目的とする。